どうも、yonagaです(^O^)/
朝晩の冷え込みはまだありますが、
日中はストーブを消してもOKな日が多くなりました(#^.^#)
毎朝、ごはんの支度とお弁当を作ったころに母を起こしに行きます。
同居する実母がアルツハイマー型認知症と認定されて10年が経ちました。
朝、母を起こす時。
1回目。
「お母さん、おはよー。」と言うだけ。
2回目。
部屋の二重カーテンを開けて
オイルヒーターのスイッチを切り
部屋の電気を消します。
最初はそれで終わり。
3回目。
台所の洗い物をして、母のところへまた行きます。
「おはよー。朝だよー。ご飯できたよー。」
母の掛布団を一枚だけはぎます。
それだけして、母の部屋を出て洗濯物を干したりテーブルの上を片付けます。
4回目。
「おかーさーん。朝だよ!起きて!さあさあ起きて!」
残りの掛布団と毛布やタオルケットなど、全てはぎ取ります(鬼娘)
「おかーさーん。起きて。朝だよ。さぁ、はんちゃ着てトイレに行ってきて」
母の体を起こしてあげてはんちゃ(はんてん)を着せてあげ
母をトイレに向かわせます。
母はトイレに行ったらしばらくは戻ってきません。
私は母の着るもの&紙パンツ一式を居間のストーブのそばに持っていきます。
その間に私は歯磨きをしながら母を待ちます。
母がやっとトイレから戻ってきて、
また自分の部屋に戻ろうとするので引き留めます。
ズボン下と紙パンツを脱がせ、
新しい紙パンツを履かせ、
ズボン下、ズボン、上の服などを着させ、
靴下、はんちゃを着せて完了。
母にご飯を食べさせ、薬を飲ませます。
ここまでで精いっぱい。
時計はもう7:10過ぎ。
そろそろ家を出ないと私は遅刻してしまいます。
春から秋はあと5分位は大丈夫ですが、
雪のある季節はこの時間でギリギリ。
勿論、今まで遅刻したことはありません。
毎日ヒヤヒヤしながら通勤(車)していますが(笑)
でも、目標時間が他の人より早いのか、会社には大体2番目に出社しています。
なんでもない時はまあまあですが、
母が「大」まみれになっている時は
その対処に時間がかかり
化粧もできずに出勤します。
女子力、ゼロです(汗)
冬の季節はマスクでごまかせますが(笑)
アルツハイマー型認知症の介護は「常識」が通用しません。
今あった事を3秒もしないうちに忘れてしまいます。
いくらおいしいケーキを食べさせても、
食べ終わって3秒もしないうちに食べた事を忘れます。
自分でできることは極力母にやらせていますが、
ズボンを脱いで、ズボン下を脱いで、次、紙パンツを脱ぐ段階で
自分が脱ごうとしていたのか、
はこうとしていたのか分からなくなり、
もぞもぞしています。
外の新聞受けに行くつもりで部屋を出たのに、
なぜ部屋を出たのか分からなくて
結局、トイレに行って戻ってきます。
ご飯を食べる時、「ズー、ズー」音を立てて食べます。
ぱくぱく食べるのではなく、茶碗に口をつけてご飯を吸っています。
特に汁物が入っているのではありません。
普通のご飯だけが入っていますが、スーズー音を立てて吸いながら食べます。
昔、炭酸飲料や生クリームは絶対に食べない人でしたが
認知症になってからは全くお構いなしに飲食しています。
不思議です。
また、普段、ボーっとして動きが鈍いのに、食べ物があると我先にとやってきます。
その身のこなしの素早さには驚きます(笑)
アルツハイマー型認知症になって、いろいろな「欲」が失われて来ましたが
「食欲」はまだまだ健在です(^^)/
毎日大変ですが、母がいるお陰で
たくさんの経験をさせてもらっています。
何不自由なく過ごすのは理想ですが、
今のごった返した毎日も結構気に入っています。
私の独身時代は理想が高くて理屈っぽくてネガティブでしたが
アルツハイマー型認知症の母を介護するようになって今では
人の失敗にも優しい気持ちで接することができるようになりました。
弱い立場の人の気持ちが分かるようになったからです。
「世の中には自分ではどうしようもない事がある」
そう思うと、必要以上に相手を責めることはできません。
100%でなくてもいいという事も分かりました。
若いころは完璧主義でガチガチで融通の利かない人でした。
今ももしかしてそう思われているかもしれませんが、
私の中では180度変わりました。
「テキトウ」が信念です。
「とりあえずやる」
「できるかできないか」ではなく、
「それができるようにするにはどうすればよいか」を考えます。
それでは今日はここまで。
yonagaでした(#^.^#)