こんにちは。
今の会社に転職してから10年以上になりますが、
最近、「あー、仕事がしやすいなぁ」と感じます。
なぜか?
それは、「完璧主義」をやめたからです。
以前の私は、ガチガチの完璧主義者でした。
完璧主義過ぎて、やる前から考えすぎて、
あれもこれも揃えないといけない、
まだ人に見せる段階ではないから
なんて考えばかりで
やることいっぱいでなかなか始められない。
それだと、いつまで経っても始まらないから、結局、結果がでないのです。
で、ある時、「とりあえずやってみよう!」の考え方に変えました。
この「とりあえずやってみる」主義はとってもいい。
思い立ったらとりあえずやってみて、人の目にさらされて、
そうすると、自分の立場では見えなかったものが分かり、
そこを改善してみる。
そしてまた他の人に見てもらい、新たな改善箇所がみつかり直す。
それを何回か繰り返していくうちに、
気が付いたら満足なものができあがっていました。
「とりあえずやってみる」は
自分の夢や希望に近づく一番ラクな方法です。
会社の他部門の重役から、
「〇〇の許可を取りたいからその書類をお願いしたい。」と言われました。
その方は、その許可に関する講習を受けて、許可申請はとても難しいから
専門の人(行政書士など)にお金を払って依頼した方が良いと、講師の方から言われたそうです。
だから、「通常業務もあることだし、もしも申請がしんどいようだったら行政書士さんに依頼するから。」と付け加えておっしゃいました。
私は「分かりました。では、とりあえず要領を確認してみます。」という事でお受けいたしました。
特に暇ではありませんでしたが、私は新しい仕事が来たのでワクワクしました。
また、「専門の方にお金を払ってやってもらう仕事」を自分がやれたらかっこいいなという気持ちもあり、「とりあえずやってみよう!」と思いました。
一昔前の私だったら、口には出しませんが
「えーっ!面倒な仕事が来たー!」と思っていましたが
今は、新しい仕事に対してポジティブに思えるようになりました。
まずはどんな書類を作らなければいけないのか。
そして、添付書類はどういうものか。
証明書類はどのようなものか。
いつまでに提出すればよいのか。
それらを考えながら、パソコンで調べ、必要書類をダウンロードし
とりあえず、入力できそうなところを入力しました。
調べてみると、役員及び会社の株を5%以上持っている株主の、それぞれの「住民票」と
「登記されていないことの証明書」が必要であることが分かりました。
社内の人間(取締役等)の「住民票」と「登記されていないことの証明書」をとるのは
ちょっと頑張ればできますが、株主の中で社外の人間が数名いらっしゃって、
それらの方々の分はどのようにしてとれば良いのか迷いました。
で、「住民票」は各自、自分で取っていただき、「登記されていないことの証明書」に関しては、私宛の「委任状」を書いていただこうと思いました。
「委任状」を添付すれば、私でも受け取ることができます。
そして、その計画を今回の依頼主である重役へ相談しました。
そうしたら、その方が、社長へ相談してくださり、結局、私の意見が通りました。
この時も、
「一応、考えたけれど、間違っているかもしれないからとりあえず上に聞いてみよう!」
との精神でやりました。
これで、また一歩前進です。
その他の添付書類の中に、「土地の登記簿謄本」と「公図」がありました。
土地に関することは通常常務範囲を逸脱していますので、全くかかわったことがありません。
だから、なんか、「えーっ。こーず?」と腰が引けそうになりました。
しかし、「絶対引かない」と決めて、とりあえず、どんなものなのか
発行してもらう時には、特別に持っていくものはあるのか、
手数料はいくらかかるのか、などを法務局へ電話で問い合わせをしました。
結果は・・・とっても簡単でした。
「引かない」
そして、「とりあえずやってみる」
一昔前の私は、「でしゃばらず、言いたいことも言わないのが美徳」と勘違いしていました。
でも、その考えは捨てました。
そうしたら、とても楽になり、
仕事もしやすくなり、ドンドン仕事がはかどりました。
分からない事、難しい事は腰が引けてしまいますね。
内心はビクビクしていても、「引かない」と決め、
「とりあえずやってみる」をやってみる。
「引かない」で「とりあえずやってみる」を重ねてきたら、
「このやり方は楽だし、ハードルが低いからやりやすい。」
「でも、気が付くと、結構高いところまでできていたりもする。」ようになりました。
あなたも「とりあえずやってみる」教に入信しませんか(^.^)