今月から(日にちは各都道府県で違います)【最低賃金】が改定になりましたが、あなたの地域の最低賃金はいくらですか?
東京 958円、神奈川 956円、大阪 909円 など、時給1,000円に近づいてきましたが、しかし、
高知・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄 737円、
青森・岩手・秋田 738円 など、時給800円にまだ程遠い県もたくさんあります。
例えば、時給 737円 一日8時間 一か月23日働くと仮定して
737円×8時間×23日=135,608円です。
【最低賃金】はあくまでパート・アルバイトさんの「時給」のことです。
ところで、「月給」で働いている「正社員」のあなた、
「基本給」はいくらですか?
自分の「基本給」を労働時間で単純に割った時、その金額は最低賃金以上になっていますか?
また、毎月、長時間労働をしてへとへとの状態のあなたにおききします。あなたの残業手当の単価はいくらですか?
ほとんどの会社は、その辺は考えていると思いますが、残念ながら一部の中小・零細企業は考えていないところもあります。
過去、会計事務所に勤めていて、クライアントの給料計算や年末調整を担当していた関係で、いろいろな会社の給料を見てきました。
毎年右肩上がりに昇給していた、あの古き良き時代は終わり、平成になってからは新卒を採用できない厳しい時代が20年以上続き、やっと高校の新卒男子を採用できるようになったある会社でのことです。
勤続10年以上の女子正社員の基本給が高校の新卒男子の基本給より少ないという結果になり、急遽、その女子正社員の給料を同額に引き上げました。
新卒男子より「多い」ではなく「同額」にです(”Д”)
「これから年収300万円の時代がやってくる!」なんて言葉をよく耳にしますが、あなたの年収はいくら?
この場合の「300万円」には「たったの」とか「わずか」とか、少なくなった感の意味が込められています。
へー。
都会の年収300万円は少ないのでしょうが、私の住む地域ではまあまあか、ちょっと多い方です。地域格差ですね。
「最低賃金」改定の発表を受けて毎回思うのは、「私はこれだけ働きますので、その分のお金をください」という事ですが、この考え方ではいつまでたっても「労働した分しか収入が入ってこない」です。
けがや病気で長期休暇を取った時、社会保険から何割かの手当はありますが、満額の給料は入ってきません。自分が働かなくても毎月定期収入が入るようなシステムがあれば、安心だと思いませんか?その準備を今のうちからやりたいと思いませんか?
第48回 衆議院議員総選挙が10月22日(日)に行われます。誰を選びますか?どの政党を選びますか?私達の未来は、国民一人一人の意思によって作られます。
本日もお読みくださりありがとうございました。
ではでは(^.^)