こんばんは。yonagaです。
会社では、経理と総務をやっています。
現在、勤務先では来年春高校卒業予定の新卒を募集中です。
そして、応募書類が数件届き、近日中に採用試験を行うことになりました。
学校の進路指導の先生からの問い合わせや
採用試験の通知から入社までの手続きも私の仕事です。
送られてきた履歴書を拝見して、
皆さん、本当に真剣な思いで応募されていらっしゃるのを感じます。
どうか、採用されますようにと願いながら採用試験の通知を出しています。
道に迷わないように、採用試験の通知と一緒に会社の地図も同封します。
試験官の人選が済んだところで
各人への履歴書や関係書類のコピーをお渡しします。
採用試験当日のスケジュールを作成し
試験官のＬ型名札（テーブルの上に置く名前）を作ります。
試験当日、人数分またはそれ以上のスリッパを用意し、
待合室には会社のカタログをテーブルの上に置きます。
わが社の採用試験は面接だけです。
ウチの社長の方針
・学校の成績には全くこだわりません。
・資格を持っていようがいまいがかまいません。
・面接の時の「その人」を見て採否を決めます。
・よって筆記試験は行いません。
だから、社長が選んだ人は間違いない人ばかりです。
社長は本当に人を見る目があります。
そのお眼鏡にかなった一人が、私です(笑)
経理事務1名募集のところに２０数名が応募し、
２０代、３０代の若い女性がたくさんいたのに
４５歳の私を社長は選びました。
後で聞いた話ですが
面接が全て終わって誰にしようかと会議をしていた時、
私に対しては「年齢が・・・」と難色を示した人が数人いらっしゃったそうですが
「いや、絶対、この人（私のこと）だ！」と譲らなかったのが、今の社長です。
私を選ぶなんて、社長の目は本当に素晴らしいです(笑)
数年前に１２年間務めた会計事務所を退職し
その後、すぐに別の会社の事務に就職できたのですが
月に４回しか休みがなく（つまり日曜日だけ休み）、祝日は普通に出勤の会社で
子供がまだ保育園や小学校だったので、
やっぱり祝日も休みたくて、日・祝が休みのところを探していました。
しかし、「中高年者」という枠組みに入ってしまった年代では
なかなか思うような就職先がありませんでした。
履歴書を出しても、書類選考で戻されることが何回もありました。
でも、諦めず在職しながら地道に就職活動をしていました。
そして、ある日、今の会社の募集を新聞でみつけ応募しました。
なぜ、採用されたか、振り返ってみると
原因は、「自分を過剰に飾らなかったから」だと思います。
それまで、２０数件、書類選考の段階で落とされ続けたので
「落ちる」ことに慣れっこになっていました。
だから、自分をよく見せようとしても絶対相手にはよく見えない
だから、素のまま、飾らず、でも投げ出さず、普通に、でも伝えることは伝える
そういう思いで面接を受けました。
これも後で社長から聞いたのですが、
書類選考の段階では、「会計事務所に１２年も勤めていたなら
何でもできますって感じのツンとした冷たい女性だろう」と思われたそうです。
しかし、面接してみたら、全く違っていたそうです。
また、履歴書に添えた職務経歴書には結構力をいれました。
今までやってきたこと、仕事を通じて何を得たのか、何を考えていたのか
これからどうしたいのか、
そして、何度か転職しているがそれぞれの退職理由を前向きな感じで書きました。
絶対にその会社の悪口は書きませんし言いません。
これも入社してから分かったのですが、
面接当時に勤めていた会社の会長さんが実は今のウチの社長とお知り合いでした。
面接時に、「なぜ、転職したいのか」と聞かれた時
絶対に現在勤めている会社の悪口は言いませんでした。
これは今まで一貫して守ってきたことです。
普通、会社を辞めるのは、家庭の事情とか病気とかもありますが
でも、一番、会社を辞める理由は、会社に不満があるからだと思います。
しかし、私は、今まで、面接の時、
以前の会社に対しての不満を言ったことがありません。
言ってはいけない、言ったら自分の価値が下がる、そういう鉄則がありました。
本当に、この事を守っていてよかったと思います。
現在、正社員の女性の中で一番勤続年数が少なくて、
それでいて女性の中で最高齢です。
あと数年で６０歳です。
でも、新しい仕事にも積極的に取り組んでいて
毎日が充実しています。
あー、つくづく私は仕事をするのが好きなんだなと思います。
就職活動が上手くいかずに悩んでいらっしゃる方、
大丈夫ですよ。４５歳でも自分の望む仕事に就けたのだから。
諦めないで前を向いて頑張りましょう。
諦めなければ、きっといつか良いことが起こります。
本日もありがとうございました。
ではでは。