失って分かる事。失わずに分かるようになりたい。

こんにちは。yonagaです。

我が家は、夫は専業農家です。

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お米と野菜をやっています。

リンゴなどの果樹はやっておりません。

最近、採れてるのは

ほうれん草、小松菜、きゅうり、レタス、アスパラガスです。

今朝採りたてのほうれん草です。

スーパーで売っているのとは違い、

採れたては、茎がポキポキです。

これを全部ゆがいて、食べやすい大きさに切って、

半分は冷凍庫へ。

残り半分の内の3分の1は、お浸しへ。

朝作ったクラムチャウダーの中へ残り全部を入れました。

人参、玉ねぎ、ほうれん草、コーンが入った

野菜たっぷりのクラムチャウダーが出来上がりました。

お肉を使わないクラムチャウダーはお財布にも優しいです。

昔から、シチューを作る時、バターと小麦粉でルーを作っていました。

だから、市販のシチューの素を買う事は、

年に1回あるかないかです。

子供達に大人気なのは、やっぱり、カレーとシチューです。

でも、ある日、私の尊敬している方のブログに

簡単にできるクラムチャウダーの作り方が載っていて

なんか簡単そうに見えてやってみたら、

シチューのホワイトルーを作るよりも簡単に美味しくでき、

それからはクラムチャウダーを作る方が多くなりました。

ジャガイモ、人参、玉ねぎをさいの目に切って、

バター、小麦粉、牛乳、水、砂糖、コンソメキューブ、

これらを炒めて煮て、最後に塩コショウで味付けすれば出来上がり。

本当は最後にシーフードミックスを入れるのですが、

結構高いので、シーフードは入れない事が多いです。

でも、入れなくても本当においしいです。

お肉が無くても子供たちがとても喜んで食べてくれるので

節約メニューとしては大助かりです。

これに、細かく折ったパスタを入れたりするのもアリです。

本日は、キャベツをいれました。

キャベツをくたくた煮るのもおいしいですよね。

夫は、肉が食べられない人です。

正確には、食べない人です。

肉は食べないのですが、ベーコンやハンバーグは食べます。

美味しくて高価な牛肉は食べれます(?_?)

ようわからん人です。

で、新婚当時は、勿論、肉を使わない料理をしていました。

あの頃は、愛が溢れていましたから。

だから、例えばカレーは、お肉の代わりにベーコンを入れていました。

ベーコン自体は美味しいけれど、カレーの中に入っている時は

その力を100%発揮できていないと思います。

シチューの時もベーコンでした。

でも、子供が生まれ、

食事内容が夫から子供中心へと移っていくうちに

普通に料理にお肉を入れるようになりました。

子供達はお肉大好きだから、子供たちが喜ぶ料理を作りたいので

どうしても、夫にはつらいものになります。

肉料理の時、夫は、肉をとらないように食べていました。

でも、鶏肉は絶対に食べません。

鶏肉が入っている料理は、絶対箸をつけません。

だから、お肉を使わないのに超おいしいクラムチャウダーは

とても重宝します。

「明日、何作ろうかな。」

これ、主婦の毎日のつぶやきです。

会社で帰る支度をしているとき、

同僚にいつも言う言葉です。

私は、料理のレパートリーが少ないので

皆さんから「昨日、何食べた?」って聞いて参考にしています。

明日、夫は何と採ってくるでしょうか。

毎朝、畑に行っているのに、

採ってこない時はずっと採ってこなくて

一度に何種類もの野菜をドバっと採ってくる時もあり

困った人です。

認知症になる前の母は、

毎朝、畑からその日の料理に使う分だけを採ってきていました。

だから、いつも新鮮な野菜を食べていました。

夫の場合、

ほうれん草、小松菜、レタス、キュウリを一度に採ってくる時があります。

昨日まで、全く野菜が無くて料理に困っていたのに。

畑に無いのではなく、夫が採ってきてくれないだけです。

基本、言わないと採って来てくれません。

言わなくても、毎日採ってこい・・・なんて言えない。

けど、言いたい。。。。

東京の大学に通っている娘が

「今まで、ほうれん草なんて、

お金を出して食べるものではないと思っていたし、

でも時々食べたくなって、スーパーに行くけど高くて買えない。」

と言っていました。

そうなんです。

両親が健在だった頃は、(母はまだ生きています)

お米の他に、ほうれん草、小松菜、キャベツ、人参、ピーマン、トマト、

たまねぎ、じゃがいも、かぼちゃ、さやいんげん、

なす、きゅうり、白菜、ミニトマト、イチゴ、メロン、スイカ、

ぶどう、梨、柿、プルーン、枝豆、ネギ・・・・。

野菜のほとんどは両親が作っていましたので

採れたての物を当たり前に食べていました。

私が独身だった頃、母と一緒に裏の畑にいって

なっているトマトを採り、その場でガブって食べていました。

お腹がすけば、おやつ代わりにトマトを食べていました。

採りたてのトマトはうまみが違います。

スーパーで売っているトマトはただ水っぽい感じですが

採れたては味が濃いんです。

スイカも朝採ってきて、

地下水の水道で半日冷やして

夕方に食べると、これがまたうまい。

イチゴは、畑のわきにただ植えていて

ついでのように生えているイチゴをたくさん採ってきて

食べきれないのでジューサーにかけて

イチゴジュースにしてゴクゴク飲んでいました。

プルーンは買うと高いですが、

飽きるほど食べられました。

今考えると、お金は無かったけれど、

当時は、本当に贅沢な生活をしていたんだなと思います。

父が急死し、その日から突然母の様子がおかしくなり

やがて認知症だとわかって、あれから丸9年。

父が亡くなった翌年に夫が会社を辞めて

農業を始めました。

だから、夏にすいかを飽きるだけ食べているのが常識だったのに

夏にスイカを食べられない、あまり食べたくて買ってきました。

スイカを買うなんて信じられないというより悔しかった。

お盆に枝豆を余るくらい食べていたのに

父が亡くなってから、まだ一度も枝豆を食べていない。

買ってくればいいのだが悔しくて買えない。

最近、やっと、ほうれん草・小松菜・レタス・きゅうり位を

作れるようになりました。

でも、毎週、野菜をスーパーから買わなければいけない。

失ったものは大きい。

恵まれていたことに気付いているようで気付いていなかった。

失って初めてわかる事。

失わなくても分かるようになりたいです。

明日は何を採って来てくれるかしら?

認知症の母はもう、寝ました。

紙パンツもはかせました。

背泳が上手だった母は筋肉質な体格でしたが

認知症になって、体を動かすことがなくなり

すっかり筋肉が落ちてしまい、骨と皮になってしまいました。

掛けている布団とか毛布とかがベッドから落ちてしまって

それを掛け直してあげる時に見える母は、

エビのように体を曲げて

寝ている姿は小学生位の体格です。

こんなに小さくなって。。。。

でも、生きていてくれるだけでもありがたいです。

私の支えです。

遅い親孝行をのんびりさせてもらっています。

急死して、何も返せなかった父の分も

母に親孝行をしてあげたいと思います。

84歳になった母。

自分はまだ60歳代だと思っています。

母の頭の中では、15年位前で時計が止まっているのかもしれません。

出来ない事が少しずつ増えてきています。

「ご飯、食べて。」と言っても、何をすればいいのかわからず

ただボーっと立っている事があります。

でも、いいです。

今日も読んで下さりありがとうございました。

それじゃぁまた明日。

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