面接官は「その人の人生をまるごと受け入れる資質が自分にあるのか」を考えていますか?

こんにちは。

今日も元気なyonagaです。

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今回は、求人の事をお話しします。

私の仕事の一つとして、求人申し込みがあります。

新卒・中途採用、いろいろあります。

当社は、現在の社長の方針で

採用の際、「面接」だけをします。

「適性検査」とか「学課の試験」とか「作文」とかは絶対にしません。

また、「資格」はあればいいけど

持っていても持っていなくても問題にしません。

実際、この間、製図作成担当者(パートさん)を募集した時、

それが出来る人も応募してきた中で、

全くの未経験者を採用し、

現在、その人に専任の社員をつけて、一から指導しています。

恐らく、普通の会社ではありえないと思います。

更に、当社は製造業なので一般的には「普通科」の学卒者より

「工業系」の学卒者の方が有利だと思われますが

それも全く問題にしません。

現に、高校新卒募集に工業高校・普通高校・農業高校・商業高校からの応募がありました。

当社の社長の出身校である工業高校からも面接に来ていました。

一般的には、工業高校の生徒の方が、技術を先に会得しているので有利ですが、

結局、面接の結果、採用されたのは、商業高校と農業高校の生徒でした。

なぜか。

それは、いくら勉強が出来ても、

そして、たくさんの資格を持っていても

採用の決め手は「人」だからです。

人を雇用する時、「採用」に力を入れますか?

それとも、入社後の「教育」に力を入れますか?

あなたが社長だったら、どちらに力をいれますか?

人を雇用する時は、「採用」に力を入れるべきです。

例えば、高卒の人を採用する場合、

いままで18年間育ってきた環境でその人の人格が形成されてきました。

人間的にかなり問題がある人だけれど、学業成績がダントツに優秀で

さらに、あれもこれも、たくさんの資格を持っている人を採用したとします。

しかし、その人が、会社で周りの人たちと上手くやっていけるでしょうか。

会社が十分に準備した「新人教育」をその人に施しても

いままでの18年間で出来上がった人を、

入社後のわずかな時間で変える事は難しい。

その人が会社に利益をあたえるまでになるには

相当な時間と労力がかかります。

もしかしたら、「自分に合わない」と言ってすぐに辞めてしまうかもしれません。

それに比べて、学校の成績は下から数えた方が早くて

運転免許をかろうじてとったくらいで、

その他の資格は全くない

けれども、素直な人。

そういう人を採用した場合、

スポンジが水を吸収するように「新人教育」がその人の身になり

数年後には、会社には無くてはならない存在になる可能性もあります。

だから、学科試験や作文はやりません。

その人の人間性を重視します。

その代り、面接には事前準備をしっかりしなければなりません。

面接官が数名いますが、それぞれ、本人への質問を数個

事前に考えています。

そして、前の人が自分と同じ質問をしたら

残っている別の質問をするようにして

必ず、全員が本人へ質問をするようにしています。

質問もないどうでもいいような面接は面接者に失礼です。

そして、質問に対して答える時の相手のしぐさ・言葉づかい・考えをじっくり見ます。

ところで、もしも、30人面接に来て、

当社の希望に合う人が居なかった場合、

あなたが社長だったらどうしますか?

仕方ないから、30人の中で一番良さそうな人を採用しますか?

それでは駄目です。

「採用」に力を入れるという事は

「30人いて、欲しい人材がいないならそういう人が表れるまで採用しない」という事です。

「この人が欲しい」と思った人だけを採用すべきです。

安易な妥協は、入社後に大きなつけが回ってきます。

面接で最も重要な事があります。

それは、

応募者を見ている・・・・面と

面接官を応募者が見ている・・・・面と、そして、

その両方を第三者的に見ている・・・・・面

それぞれがあるという事を忘れない事です。

「面接してやる」というおごった態度ではいけないのです。

その人が当社に入ったら、その人の人生は大きく変わります。

当社に入ってから、誰かと出会って結婚するかもしれない。

もしかしたら仕事中に車両事故を起こして入院するかもしれない。

それらは、当社に入ったからそうなったことで、

当社に入らなかったらもっと別の人生があったかもしれないのです。

面接はその人の人生を左右する重大な事だと受け止めて

自分は人の人生を決めるだけの資質があるのか」と常に自分に問いかけて

面接をすべきだと思います。

面接する時、ふんぞり返った態度をとっていませんか?

面接とは、面接する側の資質が問われる場でもあります。

面接官をするあなた、

その事を忘れていませんか?

今日もご覧いただきありがとうございました。

また明日お会いしましょうね。

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