こんにちは。yonaga(世永)です。
私はフルタイムで働いています。
今の会社に転職して10年位たちました。
ウチの社長は怒るとかなり怖いです。
でも、自分が気に入らなくて怒る事は無いです。
怒られている時は、口から心臓が出て来るくらい怖いですが
しかし、相手の事を思って叱って下さったのだと後でしみじみ感じています。
今、ここでガツンと言っておかなければこの人はダメになってしまう、
そういう時に雷が落ちます。
昭和の頑固じじいみたいに徹底的に怒ります。
私は、叱られる事に慣れていなかったので入社当時はかなり、腰が引けました。
でも、「社長のおっしゃっている事は正しい!」と思い
辞めないで社長についてきました。
60代後半ですが社長は常に向上心を持っていてたくさん勉強されています。
そのあたりの年齢の方は、あまりパソコンに馴染みが無いと思います。
しかし、社長は、パソコンでなんでも検索し、
分厚い辞典とパソコンを両用しながら
疑問を自分で解決していかれます。
社長は、エクセルやワードはできません。
言葉の入力もできません。
でも、数字は打てます。
「私は、パソコンで書類が作れなくてもいいんだ。
私には他にやるべき事があるから、
私はそれをきちっとやればいいだけ。
パソコンで書類を作ることが出来る事を知ってさえいれば
それが出来る人に(ワードやエクセルが出来る人に)頼めばいいのだ。」と
社長はおっしゃいます。
だから、私にエクセルで表を作らせて、
社長はそれに数字を入力して経営に役立たせています。
そうなんです。
社長の仕事は、ワードやエクセルを駆使して綺麗な文書を作成する事ではありません。
そういう事は、それが出来る人(例えば事務係)に任せて
社長は経営の事をしっかりやればいいのです。
あれもこれも、なんでもかんでもやれることが偉いのではありません。
やらなくてもいい事は、やらなくていいのです。
それぞれ、役目によって、
やらなければいけない事がたくさんありますが
「やらなくてもよい事」に時間をたくさんかける事ほど無駄な事はありません。
社長に呼ばれてお話をお伺いすると
最低でも1時間、長い時は3時間以上、
私は立ちっぱなしでお話を聞くことになります。
終わった時には夜10:30過ぎだったという事もしばしば。
でも、社長のお話は、的を射ていて、
無駄がなく、前向きな思考で理想の経営者です。
社長のお話に私は相槌を打つ程度しかできませんが時々、会話が成立します。
「あっ、私、意外といい事いったかも。」そういう時もたまにあります。
そのような言葉や思考ができた自分を自分で褒めてあげたいと思いますが、
しかし、それは、自分が凄いのではなく、
そういう言葉を発するように社長が話を持って行ってくださったからだと最近、分かるようになりました。
誘導尋問的な感じです。
つまり、会話の中で、自分の発言が「結構、イケてる」と感じた時は
それは、自分の力ではなく、
相手がその思考・発想・言葉に至るように導いて下さったお陰なのです。
やっぱり、ウチの社長は凄い人だと思います。
あなたの周りに、そういう人はいませんか?
人生を重ねてきた方の意見はありがたくお聞きした方がためになります。
自分が偉いのではなく、
そう思わせてくれる、
その相手が一枚も二枚もうわてなのです。
今日も一日、お疲れ様でした。それではまた明日。